エイベックスのテレビスポットは、深夜の時間帯に新たなプロモーションゾーンを誕生させることになった。
年間一〇億円を超える宣伝投下額は広告代理店を動かし、新たな番組タイアップへ、そして独自の音楽情報番組へと連環するシナジー効果を生み出した。
多額の投資を必要とするために業界からは「無謀」「暴挙」とも指摘されたテレビスポット戦略を、エイベックスは見事なまでに成功させ、ひとつの時代を築きあげた。
「ジュリアナ」「ヴェルファーレ」と「TKファミリー」による新しいダンスカルチャーは、日本人特有のテレビ文化を媒体に、実際にはクラブに足を運ばないような中高生や一般視聴者層にまで、深く浸透していったのである。